働き方によるメリット・デメリット教えておくれよ!
いま働き方はどんどん多様化しています。
どの働き方が良いかは人それぞれでしょうし、同じ人でもあるときは正社員、あるときはアルバイトなど、ベストの働き方は変わり続けるでしょう。
今回は、正社員・アルバイト・契約社員の三つについて、それぞれの働き方の基本をおさえていこうと思います。
自分に合った働き方を見つけて、より良い仕事をしていきましょう。
正社員のメリットとデメリット
正社員のメリットはなんといっても安定性でしょう。大きな企業であれば、よほどのことがない限り、ずっと勤めることが可能です。
そして勤め続けていると昇給しますし、ボーナスがあります。昇給やボーナスがあるアルバイトは少数派でしょう。
また正社員であれば社会保険なども充実していますし、住宅手当など様々な手当を受けることができます。
有給休暇が取れるのもアルバイトとは大きく違うところです。また退職金が払われるのは、基本的に正社員だけで、契約社員やアルバイトには退職金はありません。仕事については長年勤めるので、自分の経験やスキルを伸ばし続けることも可能です。その点、アルバイトと違って、職歴として評価されやすいでしょう。
デメリットは、安定性の裏返しとしての不自由さです。部署の異動、転勤、あるいは残業や休日出勤など、基本的には会社の命令によって決まります。時間給のアルバイトや契約社員が帰った後も、正社員は残ってサービス残業をするというケースも少なくないようです。昇給はありますが、減給もあります。また長期間の休暇は取りにくく、会社中心の生活が続きます。
アルバイトのメリットとデメリット
アルバイトのメリットはその自由度です。仕事内容も働く時間も自分で決められます。正社員と違って募集が多く、未経験者でもすぐに働くことができます。
また、複数の仕事のかけもちもできますから、いろいろな経験を重ねることも可能です。さらに時給ですから、無給のサービス残業というものは基本的にありませんし、残業するかどうかも自分で決められます。
そのため、学生で勉強時間を確保したいという人などにもうれしい働き方ですね。また正社員に採用される可能性があるアルバイトもあります。
デメリットとしては、アルバイトでは仕事の内容も時間もかなり制限されるということがあります。自分で選べるといっても、それは制限のなかで選べるだけで、長年働きたいと思ってもアルバイトでは難しい場合も多いです。
仕事内容にしても、正社員に比べると重要な仕事は任せてもらえないことはよくあります。そして金銭面でも、正社員と比べると、昇給やボーナスは少なくなります。有給休暇は法律上、認められていますが、なかなか現実的には取得は難しいでしょう。
契約社員のメリットとデメリット
契約社員は、正社員とアルバイトの中間のような働き方です。
メリットは、契約期間内は正社員のように働けることであり、また契約ごとに自由に働くことができます。月給制のことも多く、正社員と同様の様々な手当もつきます。
契約社員はその専門知識やスキルを活かした重要な仕事を任せられることが多く、アルバイトよりも正社員に近いと言えるでしょう。アルバイトよりも稼ぐことができ、正社員よりも高給の契約社員も珍しくありません。また正社員に採用される可能性もあります。契約に書かれていないサービス残業などはする必要がありません。有給休暇は基本的に認められることが多いようです。
デメリットは、契約期間という制限があることです。二年契約であれば、契約期間である二年間はその仕事ができますが、そのあとは契約が切れます。契約が延長されない場合、再び就職活動をしなければなりません。また、正社員と違って契約終了時に退職金などは出ませんし、ボーナスもないか、正社員よりは少なめになります。
働き方のメリット、デメリットをよく把握して、今の自分に合った働き方はどんな形なのか見極めることが大切です。