英語力の底を上げて、2ヶ月の勉強でTOEIC730点を突破する
「TOEIC730点以上」
これは、企業の求める英語力に設定されることが多い基準スコアです。
そこまでの英語力を獲得するには何をしていけば良いのでしょうか。
ここで紹介する手法は、英語力の基盤を固めつつTOEICのスコアを伸ばす方法。
短期ではなく毎日少しずつ1年くらいのスパンでの成果を目指す方向けになります。
まず、筆者が考える英語の基礎力とは
1.語彙力
2.発音
そして、TOEICスコアを伸ばすために必要なことは
3.文法
に関する知識だと考えています。
1 語彙力
まず身につけるべきは語彙力。
文章の内容が理解できなくても特定の単語の意味がわかればある程度内容を推測することができます。
また、単語を音と合わせて知っていれば知っているほど「なんとなくわかる」という機会が増えてきます。この取っ掛かりが増えることで少しずつ自分の中に英語が定着していくようになります。
英単語の習得には日々の地道な努力が欠かせません。毎日たとえば3単語と目標数を決めて単語の暗記を習慣化させることが重要です。
ちなみに筆者の場合は、アルクから出版されている「キクタン」を使って発音しながら毎日少しずつ覚えていきました。
2 発音
特にオススメなのが発音方法を身に付けることです。筆者自身、発音の練習を始めてからリスニング力がぐんと成長しました。
日本語は母音しか発音しませんが、英語は子音も発音します。日本語とは根本的な発音方法が違うので、聞き取りに苦労するのは当たり前。
そのため、英語の発音方法を一音一音正確に理解し、自分の中になかった音を記憶することがリスニング力を伸ばす大事な一歩になるのです。
そうすれば、より詳細に英語を聞き取ることができるようになっていきます。
これもまた日々の地道な積み重ねが必要。
「発音」をテーマにした教材を使って毎日30分間練習するだけでもきっと確かな成長を実感できるはずです。
3 文法
「文法」の理解はTOEICスコアを伸ばす上では特に重要です。
例えばリーディングの穴埋め問題で、内容はわからなくとも文章の成り立ちを理解していれば、どの品詞を入れればいいのか判断することができます。また、長文読解で複雑に見える文章でも、修飾語句を取り除いて文のエッセンスだけを抑えて理解することができるようになったりします。
つまり、文法理解があることで、自分の知らない単語が出てきた時点でお手上げ状態になってしまう事態を減らせるのです。
文法知識を蓄えつつTOEICスコアを伸ばす効果的な方法は、TOEICの学習教材を反復して解くことです。筆者は一つのテキストを繰り返し解いて、内容理解を深めることに重点をおいた学習に励みました。
- 問題の中に出てくる単語やフレーズの意味がわかる
- なぜこの解答になるのかという裏付けを説明できる
- 間違った選択肢はなにが間違っているのか・どういった場合に正しいのかを説明できる
- 文章全体を節で区切り、通読してスムーズに読めるようにする
以上のポイントを抑えることを意識して学習することをおすすめします。
一定の周期で、特定の問題を繰り返し解くことで知識の定着を実感でき、応用力強化につながります。
TOEIC直前の2ヶ月間で730点を獲得
筆者は、語彙力・発音の学習を1年間続け、文法の学習をTOEIC直前の2ヶ月間で集中的に取り組むことで730点以上のTOEICスコアを獲得することができました。
何より基礎力の成長が実感でき、以前よりも英語力に自信を持つことができるようになったことが大きな成果だと思っています。
地道な道のりですが、確かな英語力を身に付けるためにも日々少しずつ英語学習を続けていきましょう。