退職したらとにかくハローワークに行こう! 〜雇用保険の受給手続き〜
会社を退職したら、とにかくハローワークに行きましょう!
理由は雇用保険の手当を受給する為。
転職先が決まっていない場合には必ず雇用保険の受給手続きの相談に行きましょう。
雇用保険ってなに?
厚生労働省によると、“労働者が失業した場合などに必要な給付を行い、労働者の生活及び雇用の安定を図るとともに再就職の援助を行うことなどを目的とした雇用に関する総合的な機能をもった制度のこと”を「雇用保険制度」と言います。
雇用保険では、失業中で求職活動を行っている方が、再就職して働き始めるまでの期間、失業等給付の手当を支給しています。雇用保険は失業保険とも呼ばれています。
雇用保険の受給手続きに必要な書類は?
雇用保険の受給の申請に必要な書類の一覧です。
下記の書類を事前に準備した上でハローワークを訪れましょう。
・ 雇用保険被保険者証
・ 雇用保険被保険者離職票1-2
・ 本人確認書類[写真付](運転免許証、パスポートなど)
・ 証明写真(縦3cm横2.5cmの正面上半身のもの、3ヶ月以内に撮影されたもの)
・ 印鑑
・ 本人名義の普通預金通帳
離職票は退職後に退職した会社から送られてきます。会社が手続きしてから手元に届くまでに2週間程度かかるので、退職する前に予め会社に離職票の発行と送付に関して相談しておきましょう。
雇用保険の受給は誰でも手続きできるの?
雇用保険の受給の要件は3つあります。
1. 健康でいつでも就業できる
2. 失業者本人に就職しようとする積極的な意思がある
3. 離職の日以前の2年間に、雇用保険の被保険者期間が通算して12ヶ月以上ある
3つ目の項目については例外もありますが、基本的には上記の3つの要件を満たしていることが受給の対象となります。
雇用保険の受給金額と受給期間はどのくらい?
受給金額は、年齢や退職理由、それから雇用保険の加入期間などにより変わるので一概には言えませんが、元の会社で過去6ヶ月に支払われた賃金の平均の50〜80%程度の金額が支給されます。ただし、年齢ごとに受給上限額が決まっています。
受給期間については、離職した日の翌日から約1年間ですが、状況に応じて最長で約3年まで期間を延長することができます。
ここで重要なのが「退職理由」。
退職理由に応じて受給金額だけでなく、受給までの期間も変わってきます。
「会社都合による退職」の場合は、給付開始まで最短で約1ヶ月後となりますが、
「自己都合による退職」の場合は3ヶ月間の給付制限があるので、最短で約4ヶ月後の給付開始となります。
「自己都合なんだからそのくらいの蓄えはしておけ」ということでしょうか。
再就職手当だけはもらっておこう
雇用保険の手続きを申請した人が再就職した場合に一定の条件を満たすと祝い金として再就職手当がもらえます。
ここまで読んだ方ならお分かりかと思いますが、給付開始までの期間が最短1ヶ月後からと意外に長いため、その間に再就職先が決まってしまう人も少なくないと思います。
再就職手当は額としてはそれほど大きくはありませんが、もらえるものはもらっておくべきだと思います。
とにかく退職したら、ハローワークへ!
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