人脈ゼロ、25歳(無職)。こんな僕でも助成金をもらえる(…はず)
助成金とはどのようなものなのでしょうか。
助成金と補助金はどちらも国や地方から支給されるもので、「返済の義務なし」という点は共通しています。そして基本的に「後払い」です。
補助金には予算の上限があって受け取れないことが多く、受け取れても期間が限定的であることが多いようです。一方、助成金は条件を満たしていれば、かなりの高確率で受け取ることができます。
そして個人であっても、幅広い分野で助成金がもらえます。人脈や年齢、経歴に関係なく、もらえる助成金もたくさんあります。普段あまり行くことがない役所ですが、手続きをすれば助成金がもらえる場所でもあるのです。
今回はいろいろな助成金を、似たような制度である補助金と合わせて説明していきます。
健康診断や人間ドックの受診のための助成金
健康診断や人間ドックの受診料は、年齢(35歳以上など)の条件を満たしていれば、住んでいる地域の保健センターなどで手続き後、助成金を受け取れることが多いです。
また、胃がん検診や大腸がん検診など、地域ごとに様々な助成金がありますので、使わない手はありません。
フリーターをしていて、健康診断を何年もしていないという方もいらっしゃるかもしれませんが、基本の健康診断であれば多くの場合、無料か非常に少額の負担で受診できますので、ぜひ住んでいる地域の役所に問い合わせましょう。
教育訓練のための助成金
「教育訓練給付制度」というものがあります。
これは働く人がスキルアップのために教育を受けられるように、受講料などの費用の一部を支給すると共に、基本手当の支給を受けられない期間の支援給付金を支給する制度。つまり学費と生活費をセットでもらえる制度です。
学べる内容は多彩で、建築士や測量士、救急救命士、歯科衛生士、調理師や美容師などの資格を取っていくこともできますし、コンピュータやデザインほか各種ビジネス系の専門学校の講座を受講料にも使える制度です。
この制度はハローワークで手続きすることができ、生活保護に比べれば、もらえる可能性が遥かに高いようです。
失業している期間など、いくつか満たすべき条件がありますので、最寄りのハローワークで相談してぜひ活用していきましょう。
ちなみにこの制度は平成31年(2019年)3月31日までの時限措置です。使える内にどんどん使って、収入を確保しつつ、自分のスキルを上げていけるといいですね。
生活系の助成金あれこれ+起業のための助成金
地域ごとにいろいろな助成金があります。
たとえば「結婚祝い金」や「出産祝い金」をもらえる地方自治体があります。こういうものは自分で申請しないともらえませんので、おめでたいことがあればどんどん調べて、きっちりもらっていきましょう。
最近増えてきたものに「定住奨励制度」があります。その地方に住むことで、そこの地方自治体から毎年数十万円がもらえるという制度です。同時に職業訓練などの助成金ももらえることもありますので一考の価値アリです。
そして最後に起業するための助成金について紹介します。地方自治体ごとに、様々な資金の補助が行われています。店舗の家賃や会社のホームページ作成費、旅費、各種展示会などへの出展料などを出すところもあります。
ただ、助成金ですから、冒頭でも書きましたが基本的に「後払い」です。自分でまず資金を出して、後から書類を出して認定されれば助成金が交付されます。それでも数十万円から数百万円の助成金は大きいですよね。
人脈がない人でも条件を満たせばもらえるのが助成金です。活用して、夢を叶えちゃいましょう。