20代後半のWEBデザイナー(女子)が、結婚と同時に転職をした本当の理由
近頃、私の職場の女性が結婚を機に退職しました。
彼女はWebデザイナーとして勤めていた女性で、既に転職先が決まっているとのこと。先日、彼女の送別会を開催したのですが、転職をすることになった経緯を彼女から聞くことができました。
20代後半にさしかかる彼女はどうして結婚を機に転職したのでしょうか。
将来を意識した転職
彼女が転職に踏み切るまでには色々な葛藤があったようです。
仕事への意欲は捨てきれない一方、将来の出産や子育てのことを考えると今の職場で続けていくのは難しい。勤務時間や休暇にある程度の融通がきく会社でないと仕事と家庭の両立ができないと考え、転職を選んだということでした。
ただし、結婚をする女性に対して、出産や育児で会社の業務が滞ることを懸念する会社が多いのも事実。
そこで転職エージェントに相談したところ、Webデザイナー職でも託児所が設けてあり、ある程度の時間的融通が利く会社を紹介してもらうことができました。
転職サイトに掲載されている口コミなど、実際にその会社で働いている人の生の声を参考にしたうえで転職先を決めていったそうです。
キャリアの継続と共働きの安定
彼女が仕事を続けたい理由として、自分のスキルや立場が落ちることへの恐れが大きかったということでした。
せっかく今まで培ってきたキャリアを失うのはあまりにも惜しい、そう考えたのです。
そのため、自分の能力を活かせる会社であることは転職先の必須条件でした。
会社にとっても彼女にとってもその方がプラスになるうえ、年齢的にも職種を変えるのは体力的な負担が大きくなります。
時間的な融通を利かせられる会社へ転職するためには、即戦力になる人材である必要があり、そのためにもこれまでの能力を活かせることは必須です。
更に、この先について考えたとき、出産費用や子供の養育費、親の介護などの出費も予想されます。景気の安定しない時代、夫の収入だけに依存するのは危険です。
たとえ転職することで収入が減ったとしても、共働きのほうが将来的に安心すると彼女は考えているようです。
仕事も生活も変化したことで感じる、周囲の支え
始まったばかりの結婚生活、不安は尽きることがありません。
共働きでうまくやっていけるのだろうかと不安になったとき、夫や親の理解があったことが彼女にとってなによりも心強かったといいます。
また、結婚している知り合いや転職経験のある友人が相談に乗ってくれたことも、彼女にとって大きな支えになったそうです。
家庭を持つことが初心者の2人にとって、周囲からのサポートは精神的な支えであるとともに、彼女が仕事を続けていくための後押しになりました。
職場の環境と周囲の支えが大切
共働きの家庭は当たり前になっています。
キャリアを継続することで収入面でも大きなメリットを得ることができるでしょう。職場の環境と周囲の支え、その双方が働き続けるために大切なことなのです。