群馬の旅館で上司と枕を並べて語り合った瞬間
株式会社ジオコード
寺澤 涼介さん
「お前、彼女いるのか?」って急に聞かれて、
「いやー」ってはぐらかしてみたりして
まだ入社して1年目ですが、正社員になる前にインターンで働いていたこともあって、会社の雰囲気にもだいぶ慣れてきました。株式会社ジオコードは2017年に上場を目指しているベンチャー企業で、社員数は80人ほど。社内の雰囲気はいいと思います。
前に営業部の群馬旅行に連れて行ってもらいました。昼はアウトドアスポーツ、夜はBBQをして、いい具合に酔いと疲労を感じながら、布団を並べて眠るってときに、ふと当時の上司から声をかけられたんです。
「寺澤、最近どうだ?」って仕事の話に始まって、会社の話、社会人としての生き方の話。あとは、「彼女いるのか?」的な話とかも(笑)。
その人は普段は厳しく指導をしてくれる上司で、やっぱり少し距離があったんですね。もちろん、それは上司と部下、しかも新卒っていう関係性だから、必要な距離感だとは思います。でも、そのときは、なんていうか、そういうのを気にせずに、いろんな話ができて、少しだけ上司との距離が縮まった気がしたんです。すごく話しやすかったんですよね。
父からの3つの教え
「挨拶」「自己表現」「信頼」
うちの父親は40代から人材系の会社を立ち上げてバリバリ働いている起業家です。50代になった今でも、週に数日は会社に寝泊りしてるみたいですから、ホントすごいんです。
幼い頃から父に叩き込まれていたことは、<挨拶>と<自己表現>と<信頼>。挨拶を疎かにすると、父から叱られました。自己表現は、とにかく自分のやりたいことを言語化して、口に出せ、と。信頼は、たとえば、勉強をしていなかったときや、言われたことを実行していなかったときには、言い訳をせずに正直に言え、と。
「やっていないならそう言えばいい。ただ、忙しかっただとか言い訳を交えるな。一生言い訳をする人間になるぞ」
言い訳は信用を失う。自分の言動に責任を持つことの大切さを教わりました。そういう父の言葉って、自分も社会人になって、働くようになると、余計に心に響くんですよね。
手の届く目標を
確実にクリアしていく
学生の頃の僕は、いわゆる勘違い野郎だったんです(笑)。3年くらい社会人経験を積んだら、すぐに独立して・・・と、かなりイケイケなことを考えてました。自分でなんでもできると思っていて、それこそ世界を変えられるなんて思ってました(笑)。
でも今は、あんまりそういうことは考えなくなりました。やりたいことよりも、目の前にやるべきことがたくさんあるから、ですかね。営業の最前線で活躍する先輩たちを見ていると、仕事で結果を出すことの難しさを感じると同時に、自分も早くああなりたいって思います。
うまくスケジュールを立てて、そのスケジュールどおり過ごせた日は充実感を感じます。例えば午前中にアポを取って、そのあとは資料作り、午後に営業に出向き、19時に退社して、異業種で働く大学時代の友人と情報交換&飲み会をする、みたいな。こうした毎日の繰り返しが、将来につながっていくのかなと、今はなんとなくだけど、思ってます。
インタビュー 伊藤 紘子 / 撮影 桜坂 卓也
株式会社ジオコード
業務支援ツール事業部 営業職
寺澤 涼介さん
東京都出身。デジタルハリウッド大学で起業家志望の学生が多く集まるゼミに所属し、在学中からコーディングなどのWeb制作を請け負ったり、不動産営業のインターンシップに参加したりする。卒業後は、法人企業向けのWebマーケティングサービスを展開する株式会社ジオコードに就職。業務支援ツール事業部にて、クラウド型交通費精算&経費精算ツール「ネクストICカード」の提案をしている。