みんなでごはん食べてて「自分の居場所ができた」とほっとする瞬間
虹のコンキスタドール
鶴見 萌さん
自分の“ドシン”とした居場所、
そこは虹コンなんです。
虹のコンキスタドールというユニットに所属しています。アイドルとして活動していますが、春からは大学2年生。
去年の今頃は、入試やらファーストワンマンライブやらがあって、すごく大変でした。「試験まであと1週間だ!」とか言って、イベントの合間合間に、勉強したりして。
受験の時期って、ナーバスになって些細なことで怒っちゃったり、気持ちが急いじゃったりするじゃないですか。でも、私にはそういうのがあまりなくて。というのも、やっぱり、自分の居場所が学校だけじゃなくて、虹のコンキスタドールにあったからだと思うんです。
この間、たまたま事務所にメンバーが集まったことがありました。他愛もない話をしたり、突然しりとりを始めたりして。楽しかったな。久しぶりに全員が集まったこともあって、「10人が揃うのは久しぶりだね」なんて話をしました。
一緒にお昼ごはんを食べてるときに、メンバーがいる環境、その空気感がすごくいいなって感じたんです。
理想のアイドル像は、元気や光を与えてくれる、
キラキラした人
なんとなく、私って、真面目っていうか、理性が残っているっていうか。あんまりバーンってさらけ出したりとか、面白いことを言ったり、やったりすることが出来ない性格なんです。
たとえば、パフォーマンス中にレスを送る(編註:客席からの反応を返すこと)っていうのがあるんですけど、そこでパッとみんなを元気にするっていうのが、自分はまだ出来ていないんだろうなぁって。
隔週で生放送している虹コンの番組でも、ユーモアや個性を出していくっていうのは必要なことだと思います。自分をもっと表現していけたらなって。これは、今後の課題ですね。
ライブでは、フォーメーションが変わることが多いです。自分が入るポジションが毎回違うので、リハーサルは欠かせません。ひとつひとつのイベントのリハを、まとめて1日で行なうこともあるんです。
ダンスレッスンは、1回4時間くらいで、それが週2、3回。学校やレッスン、イベントの他にも、チェキにサインを書いたりといったデスクワークをすることもあります。
虹コンの特徴的な点は、声優・イラスト・コスプレなどの分野に分かれて、アイドルだけでなく、クリエイターとしても活動するところ。
私が所属するコスプレイヤーチームでは、お裁縫のレッスンがあります。既製品のものを身につけることも楽しいんですけど、サイズが合わなかったり、ここの素材はこれじゃないでしょう!っていう部分が出てきちゃうので、直す必要があるんです。
今は、イベントで使う髪飾りや衣装の下に履くパニエを作っていますが、いつか衣装一式を自分で作れるように、日々レッスンに励んでいます。
人とのつながりが出来る瞬間を、もっと増やしたい
ファンの皆さんは、いつも私のこと見守っていてくれて。逆に、元気をもらっていたりします。本当は、私が元気をあげられるように、頑張らないといけないのに。
しばらくイベントがなくて、皆さんの顔が見られないと、寂しいなって感じます。
去年の夏に出させていただいた「THE☆有頂天サマー!!」という曲のイベントでは、ファンの方から「もえちゃん、キラキラしていていいね」って言ってもらえて。いつも私のことを見てくれているんだなって、感動しました。何より、そうやって伝えてくれるっていうのが、すごくうれしかったです。
いまは、虹コン初のライブツアー「戦場の聖バレンタイン 東名阪TOUR」を行っています。うれしいことにチケットが完売してしまった公演もあったのですが、2月28日に東京での追加公演が決定しました。
やっぱり、ファンの皆さんは側にいてくれないと困る。ライブやイベントを通して、いつもありがとう、って感謝を伝えたいですね。
インタビュー 百佐 保里 / 撮影 向山 裕太
虹のコンキスタドール
鶴見 萌さん
1996年生まれ。虹のコンキスタドール、コスプレイヤーチーム所属。
学生であり、アイドルであり、クリエイター。アニメと食に対する愛は、底知れず!
AKIBAカルチャーズ劇場にて、定期公演「虹色健康家族2016」開催中。
レギュラー番組「虹コンの草生えるテレビ」隔週水曜19:00~20:30(Kawaiian TV-)
虹のコンキスタドールHP: http://pixiv-pro.com/2zicon/
Twitter: @tsurumi_moe