出世する人はセルフブランディングよりもパーソナルブランディングに気を使う?!
もしあなたが出世を考えているなら、会社にとって価値がある存在になるべきです。
自分に必要とされているものは何なのか、
自分の存在価値について問わなければなりません。
生涯の雇用が保障されていない現代だからこそ、いかに自分という存在をブランド化していくかということが、社会で生き抜いていくために必須なのです。
今回の記事では、セルフブランディングとパーソナルブランディングという個人をブランディングする2つの方法を紹介します。
■ブランディングするとはどういうことか
自分をブランディングするためには、まず自分自身を知らなければなりません。
業務上の能力だけでなく、自分の性格や特徴までを正しく理解する必要があります。
導き出された他者との違いこそが、その人個人のオリジナルのコンテンツとなります。
そこを価値として押し出していくことがブランディングなのです。
ときには、自分の悩みやコンプレックスさえも武器になりえます。
例えば過去の名曲には、辛い過去を題材にした歌詞が数多くあります。
多くの方に感動を与えるからこそ、その曲に価値が生まれているのです。
個人のブランディングも同じこと。
すべてのことが他者に対する価値になり得るのです。
つまりブランディングとは、自分の特徴を生かしたうえで、その価値を提供することであるといえます。
■パーソナルブランディングとセルフブランディング
個人のブランディングはセルフブランディングとパーソナルブランディングの2つに大別することができます。
この2つのブランディングの違いは、組織に従属しているか、していないかで分けるのが一般的です。
パーソナルブランディングとは、組織の看板を背負ったうえで、自分をブランディングすることです。
つまり、組織内において自分の存在価値を高めること、または対外的にみて組織の人間として恥ずかしくない人材になることだといえるでしょう。
それは自分をブランディングすると同時に、自分が属している組織のブランディングをするのと同じことです。
一方、セルフブランディングとは、何の後ろ盾もない状態で、いかに自分をブランド化させていくかという戦略です。
いかにして自分個人の存在価値を高めるかにフォーカスしているため、個人プレイの要素が強い傾向にあります。
■出世をするならパーソナルブランディング
同じ社員を雇うなら、セルフブランディングに優れた人材よりパーソナルブランディングに優れた人材を雇いたいというのが企業の本音です。
会社のブランド力を高めてくれる人材こそ、企業にとって欲しい人材であり、パーソナルブランディングに優れている人材こそが出世できます。
パーソナルブランディングに優れている人材とは、会社の強みや弱みなど特徴を正しく理解している人材です。
会社のことをよく理解しているからこそ、どう動くべきかを理解したうえで、会社の特徴を武器に自分をブランド化することができます。
つまり、会社と自分を相乗効果的に高めることができる人材こそが、パーソナルブランディングに長けた人材なのです。
■まとめ
これからの将来、雇用が守られている保障はありません。
社内で必要とされる人材になるためには、自分の特徴を生かし、存在価値を提供できるようなパーソナルブランディングを行い、会社を成長させられる人材になる必要があります。
その結果としてあるのが、重要な役職につくこと。つまりは出世への近道なのです。