SQL、料理、ブログ……。一日に好きなことを全部やりきった瞬間

転職サイトのフリーワード検索は

「仕事内容　SQL」

 

私の名刺、ちょっと変わってるんです。肩書きが「アナリスト」と「料理研究家」。相容れない職種が２つ並んでる。渡された人は混乱しますよね（笑）。実は、週5でアナリストとして働き、休みの日は料理に関する勉強や活動をしているんです。

 

アナリストという仕事は、一般の人にはあまり馴染みがないと思うのですが、一言でいうとビッグデータの分析をする仕事。最近、「ビッグデータ」という言葉はよく耳にしますよね。これは、ウェブ上のアクセス履歴や購買履歴、店舗の来店履歴など、様々な情報を集約した大容量のデジタルデータです。日々蓄積されていくビッグデータを正しく分析するのが、私達「アナリスト」の役目です。

 

具体的に毎日何をやっているかというと、データベースに入っているビックデータに対して、SQL文を使って命令（実 行）していることが多いですね。データベースってビックデータが入った箱のようなものなんですが、その箱の中から自分が見たいデータだけを取り出すためのプログラミング（SQL文）を作ることが大好きなんです。

 

前の会社から転職した理由も、SQLを使ってビッグデータを扱う仕事がしたかったからなんです。だから、転職サイトでフリーワード検索したときの単語はずばり「SQL」。ニッチですよね（笑）。でも、そのこだわりのおかげで今の会社とめぐり会えて、好きな仕事をして毎日を送れているのだから幸せです。

 

 

 

 

自分の抽出したデータが役立って感謝される幸せ

 

客観的データって、ものすごく力があると思うんです。会議やプレゼンのときなど、人を説得するためによく数値データが使われますよね。データがあることで説得力が増す。アナリストは、そういう論拠となるデータをビッグデータの中から抽出してくる仕事もします。

 

この間、お客さんが「会議で相手を説得することができなかった」と嘆いてたので、早速論拠になりそうなデータを抽出して渡したんです。そしたら後日、「ありがとう。助かりました！」って感謝されて…会議がうまくいったんですね。やっぱり人の役に立って喜ばれるのが一番嬉しいですよ。「よし、また頑張って仕事しよう！」っていうモチベーションになります。

 

プログラムを書くのを含め、今の仕事は好きですけど、私はまだまだアナリストとしては未熟者です。だから、先輩達からノウハウを吸収中。数値データを扱うという仕事の性質からなのか、なぜかアナリストのほとんどは男性なんです。私が週末に食べたパンケーキの話とかしても通じないんですよ（笑）。

彼らは、私の想像をはるかに超える発想でデータを分析するスペシャリスト揃いです。その天才的な頭脳を目の前にすると、「自分は落ちこぼれ」とめげそうになりますが、コツコツと頑張ってます。

 

 

 

 

 

料理教室補助、ボイトレ教室、

フードコーディネーター養成学校

 

週5日会社でSQL文を書き、週1でフードコーディネーターの学校、月2回ボイトレのレッスン、月1回料理教室のアシスタント。実は、料理のほかにも、ミュージカルが大好きなので、ボイトレにも通ってるんです。先日、NPO主催のミュージカルワークショップでソロを歌いました！　ボイトレの成果です。すごく楽しかった。

 

ゆくゆくは料理関連の仕事も増やしていきたいし、ミュージカルで歌うことも続けていきたい。やりたいことがたくさんあって、日々充実しています。将来的には、好きなことが全部つながるようなことができればいいのですが、そうなると「歌って踊って料理も作れるSQL職人」といかにもちぐはぐですね（笑）。これから何ができるか見つけようと考え中です。

 

いろんなことに手を出しているから毎日忙しいですが、一日一回は料理を作るようにしています。料理を作ってきれいに盛り付けて、写真を撮ってブログに投稿する、これがささやかな日々の幸せです。だから、料理ができない日は何か物足りない。今日は朝、いちごのサラダを作って来たので、すごく幸せな気分です。料理の写真がきれいに撮れるとテンションが上がるし、それをブログにアップできればもっとうれしい。

 

 

ブログにアップした写真

 

 

だから、会社でSQLをガシガシ使って、早く家に帰って料理を作って写真を撮って、それをブログにアップして寝る。一日の間で好きなことを全部できると、心が充実して幸せな気分で寝られるんです。